■製麺という仕事のきっかけ
それではまず、簡単な自己紹介からお願いします。
紀北町で製麺業を営む、有限会社モリタの盛田勇夫です。50年以上、麺づくり一筋でやってきています。
この仕事を始めようと思ったきっかけは?
父の跡を継ぎました。長男が家業を継ぐのが当たり前という時代で、何の迷いもなく麺づくりに入りました。最初の頃は、そうめん・ ひやむぎ・干しうどんを作っていましたが、その後、当時はまだこの辺りでは珍しいラーメンや焼きそばを取り入れ、現在に至ります。
ここが自店の強み、という所を教えて下さい。
地元の材料にこだわり、昔ながらの手間暇かけた作り方をしています。麺には三重県産100%の小麦粉を使用し、尾鷲海洋深層水を練り込みました。スープは、化学調味料を使わず天然の旨味にこだわりました。三重県産のサバ、ムロアジ、サンマ、ソウダカツオをブレンドしたダシを使っています。 いつでも一番良い状態でお召し上がり頂けるようにしています。
■「種まき権兵衛ラーメン」!!
モリタさんといえば「種まき権兵衛ラーメン」が大盛況で、各メディアにも多数取り上げられていますが、「種まき権兵衛ラーメン」について何か一言お願いします。
「種まき権兵衛ラーメン」には特別な思いがあります。以前から強く 自前のスープを作りたいと思っていました。しかし、それは小さな田舎の業者では到底無理な事でした。商工会さんのご指導のもと、先生方をはじめ地元の業者さんの協力により、二年半をかけてようやくスープが完成しました。スープに合わせて麺も改良しました。パッケージには、自然豊かな景色と民話のイラストを掲載しています。これから、紀北町ブランドとして認められるようになれば嬉しいです。
私も道の駅で「種まき権兵衛ラーメン」のしおラーメンを頂きましたが、とてもおいしかったです!家族の分もと思い、お土産用(2食入り)も購入しましたが、家族も大絶賛でした!
ありがとうございます!おかげさまで、ご好評を頂いております。遠方にお住まいのお客様にはインターネットでのご注文も受け付けておりますので、是非一度召し上がって頂きたいと思っております。
お土産用の「種まき権兵衛ラーメン」ですが、ご家庭でもおいしく作るコツはありますか?
箱の底部にも記載してありますが、水にダシパックを入れて強火にかけ、沸騰してから更におよそ3分煮出します。その後、液体スープを加えます。まず、ダシの風味を十分に引き出す事によって、ご家庭でもお店の味を再現して頂けると思います。麺の茹で時間の目安は1分40秒ですが、それぞれのお好みの固さに調整して下さい。
ダシの風味を引き出す。そのひと手間が味に奥行きを出す秘訣ですね?
はい。海の町ならではの本格的な『魚系』スープを、是非たくさんの方に召し上がって頂きたいです。
今度はしょうゆラーメンも食べてみます!それでは最後に今後の目標とビジョンを聞かせて下さい。
「紀北町に来たら、おいしい『種まき権兵衛ラーメン』 がある。」といわれるようになりたいです。そして食の”安全”という基本方針を忘れずに、たくさんの方に”安心”してお召し上がり頂ける麺づくりを行っていきたいと思っています。
■ホームページとインターネット販売の案内
有限会社 モリタのホームページが出来ました。興味のある方は、下記のアドレスにアクセスしてみて下さい。
http://www.morita-men.com
今回、紹介させて頂いた「種まき権兵衛ラーメン」のインターネットでのご購入を希望される方は、楽天の「熊野水軍」からお願い致します。